心臓リハビリテーション指導士研修制度 事前勉強 体験

2020年2月1日

前回は心臓リハビリテーション指導士につてい書きましたが、今回はわたしも自施設でちゃんとした心臓リハビリができなかったのでお世話になった研修制度について書いていきます。

この記事は研修内容前の勉強を保証するものではありませんがわたしが勉強していったことを書いてみます。わたしも某施設に研修に行かせて頂きまして、お忙しいところ指導に時間を割いて頂いて今でも感謝しております。今でもその施設で学んだことが基盤になっています。また、臨床を経験してから他の施設に約一週間も勉強に行けるなんてお金はかかりますがお金には変えられない素晴らしい体験でした。

心臓リハビリテーション指導士について研修制度の申し込み方法など書いてありますが簡単に以下に書きます。

研修制度を受けるための必須条件と費用

 ちなみに2019年はもう募集は終了しています。毎年4月中だと思います。郵送ですが今年は1日で締め切りなったみたいです。

  1. 心リハ学会会員で心リハ指導士資格取得を希望しているが、心リハの経験がないために受験条件を満たせない方
    注)単に心リハに関する知識獲得や施設見学等の理由では応募できません。
  2. 心リハ学会の会員歴が、次回の指導士受験応募開始時(毎年4月)に連続して2年以上になっている方

    例 2019年の研修に申し込んで2020年の試験を受けたい
    受講できる方 2018年4月末までにご入会された方
    (2020年4月までに連続して2年以上の会員歴があるので可)
    受講できない方 2018年5月以降ご入会された方
    (2020年4月までに連続して2年以上の会員歴がないので不可)

 費用:30000円

 

心臓リハビリテーション学会には研修に先立って、以下の項目について学習しておかねばならない。研修は以下の項目について学習済みであることを前提とする。とあります。

研修前

事前に学習しておかなければならない項目

①検査法
1血圧測定
2脈拍測定
3胸部レントゲン
4心血管造影
5心電図
5a標準12誘導
5b運動負荷
5cモニター
5dホルター
6ABI
7心臓超音波検査
8心肺運動負荷試験

 

②治療法
1食事療法
2禁煙指導
3運動指導
4生活指導
5救急蘇生法
6薬物療法
6a強心薬
6b抗不整脈薬
6c血管拡張薬
6d降圧薬、利尿薬
6e抗凝固薬、抗血小板薬
6f脂質代謝改善薬
6g経口糖尿病薬
6hインスリン
7ペースメーカ
8カテーテル治療
9心臓手術
③病態・疾患各論
1心不全5弁膜疾患
2ショック5a僧帽弁狭窄
3不整脈5b僧帽弁閉鎖不全(逆流)
3a期外収縮(上室、心室)5c大動脈弁狭窄
3b頻拍(上室、心室)5d大動脈弁閉鎖不全(逆流)
3c心房粗・細動6心筋症
3d心室細動7冠危険因子
3e洞不全症候群7a本態性高血圧
3f房室ブロック7b糖尿病
4虚血性心疾患7c脂質代謝異常
4a労作性狭心症7dメタボリック症候群
4b冠攣縮性狭心症8大動脈疾患
4c急性冠症候群8a大動脈瘤
4d心筋梗塞に伴う合併症8b大動脈解離
4e無痛性心筋虚血9末梢動脈疾患

研修期間中

研修は見学・実習を主とし、以下の項目について理解する必要がある

1心肺運動負荷試験7生活習慣病、メタボリック症候群
2負荷心電図、モニター心電図8食事療法
3心筋梗塞、狭心症9薬物療法
4開心術後10運動療法
5心不全11患者教育
6大血管、末梢血管疾患12救急蘇生

 

心臓リハビリテーション研修制度 研修カリキュラム

わたしもHPをみて、こんな量があるの・・・って正直ビビりました。

何から手をつけていいかわからずとにかく以下の3つを中心に勉強して研修に挑みました。

  • 心臓リハビリテーション必携

  • CPX・運動療法ハンドブック 改訂3版 心臓リハビリテーションのリアルワールド

  • 心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドライン

心臓リハビリテーション必携

 これは指導士試験だけでなく心臓リハビリについて幅広く書いてありますし、上記の事前の学習項目を細かくはありませんが幅広く網羅できるためいいと思います。心臓リハビリ学会から出版されているものですし、間違いはありません。まずはこの本を中心に読んでみました。この本の最後のほうに症例報告もあるので10症例の報告書にも参考になりました。できれば1~2回読めるといいかと思いますが・・・ていっても正直わたしは1回も完全制覇できませんでした。

CPX・運動療法ハンドブック 改訂3版 心臓リハビリテーションのリアルワールド

これは、上記の心臓リハビリテーション必携だけではCPXについては浅いのでこの本で勉強しました。リハビリに関しても書いており、非常にまとまっているため勉強になりました。実際研修中にCPXの計測を手伝ったりすることやデータをみることもあると思いますので1回は読んでおけるといいかと思います。勉強嫌いなわたしは研修前に1/2~2/3程度しか読めませんでした。

ガイドライン

心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドライン(2012年改訂版)

2012年と古いですがまだ新しくなってないのでこれでいいと思います。実際研修の時はこのガイドラインを一番活用したような気がします。これは1回は読んでおけるといいと思います。わたしはこれはなんとか全部読みました。ただ、あまり頭に入っていなかったのですが何ページぐらいにこんなことが書いてあったな~とざっくり覚えてればすぐ検索できるのでいいかと思います。10症例の報告書もこのガイドラインを参考にして書いたような気がします。

あとは研修中に10症例の報告書も書くので学会HPにある症例報告の書き方や記載例の見本や不適切例を見ておくことも大事かと思います。

研修施設によって、メールでカリキュラム?や予定なども事前に教えてくれると思います。わたしは事前の連絡するのも緊張しました。

まとめ

とりあえず、わたしは上記の3つを中心に勉強しました。余裕があれば他の本や心不全のガイドラインや各種ガイドライン、心臓リハビリ標準プログラムをみてみるといいかと思います。この勉強は指導士試験にも直結しますし早いうちに勉強しておくことはいいことだと思います。

実際、わたしは書いているほど勉強していったわけではありませんがそれは研修施設の先生方が優しかったためだと思います。施設側も時間を使って指導してくれているのでわたしみたいに迷惑をかけないようにできる範囲で勉強していくことをお勧めします。

長文で文字だらけになりましたが研修に行かれる方は本当に貴重な経験なので勉強しつつ楽しんでください。学生時代の実習とは違いますので。頑張ってください