腎臓リハビリテーションって?

2019年6月19日

近年、腎臓リハビリテーション、腎臓リハビリがブーム?って言っていいのか

話題になってますね

今回は腎臓リハビリについて書いてみます。

腎臓リハビリテーションとは

「疾患や透析医療に基づく身体的・精神的影響を軽減させ、症状を調整し、生命予後を改善し、心理社会的ならびに職業的な状況を改善することを目的として、運動療法、食事療法と水分管理、薬物療法、教育、精神・心理的サポートなどを行う、長期にわたる包括的なプログラム」

日本腎臓リハビリテーション学会編集:腎臓リハビリテーションガイドラインより引用





「、」が多いのは否めませんが幅広く包括的にやりたい(トータルケア)という表れだと思います。

腎臓リハビリテーションガイドラインが腎臓リハビリテーション学会のホームページから無料で閲覧できるようになりました。

腎臓リハビリテーション学会

学会自体がすごいのは腎臓リハビリテーションに関する学術団体は今まで世界のどこにもなく、日本が初めてだったそうです。

2011年に学会が始まって、こんなに早くガイドラインの作成や指導士制度などここ数年で本当に学会関連の先生方寝るまも惜しんで運営してくださっているではと思います。ここまで普及してきているのも先生方のおかげだと思っています。

 

実際、日本では腎臓病の患者数は慢性腎臓病は1330万人、透析患者は33万人にも及びます。日本の総人口が1億2633万人なので1割は満たしていないが数十年経てば国民の1割は腎臓病に罹患してしまう状況になってしまう。

そんな中でCKD(慢性腎臓病)に対して、新薬の開発や診療ガイドラインなどは進んできてましたが、療養指導や方法を含めた包括的な治療としてリハビリテーションがすすんできた印象があります。

なので腎臓リハビリテーションというと「運動」・「運動」・「運動」ってわけではないと思います。

 

実際、心臓リハビリテーションの分野と同じ方向なのですがまだそこまでは至っていないのが現状です。現に腎臓リハビリテーションの先生方はほとんど心臓リハビリテーションをやってらっしゃる先生方です。

 

ざっくり言うと、今まで(昔は)CKD患者さんには運動はご法度だったのですが運動も含めて服薬や療養指導、栄養指導などさまざまな職種が携わって治療していくということなのではないかと思われます。目標は現在の心臓リハビリテーションの様な多職種が連携していけるのがいいと思います。

 

先日、第1回 腎臓リハビリテーション指導士の試験がありました。約300人が受験しておりました。 学会や指導士などについても今後は書いていこうかと思います。

 

 

結局何書いてるかわからなくなったのでここで終わります。